こんにちは!D-worksです。
ジメジメとした梅雨が近づいてきますね。
皆さまは、高性能住宅の、正しい除湿の仕方をご存知ですか?
高性能住宅の除湿のポイントは、一般的な住宅と少し違います。
365日快適に暮らしながら良い家を長持ちさせるため、上手な除湿の方法を覚えておきましょう♪
◆「お風呂場の換気扇は24時間付けっぱなし」にしなくてOK
お家の中で、最も湿気が溜まりやすい場所と言えば、バスルームです。
断熱性・気密性をあまり重視せずに建てられている住宅の場合、湿気を外に追い出すために換気扇を頻繁に使用するようにと言われていますね。
密閉性が低い住宅の場合、家のあちこちにある隙間から湿気を帯びた外気が入り込んでくることもあり、屋内の湿度調整をしたい場合は、換気扇に頼るか、エアコンの除湿機能を使用する方法が有効だからです。
しかし高性能住宅は、給気と排気をスイッチひとつでコントロールできる「第1種換気システム」を搭載しているため、湿気た空気の侵入を抑える機能を持っています。
この第1種換気システムには、「熱交換システム」という機能を搭載することができます。
熱交換システムは、室内に取り込む空気の温度と湿度を調節する働きを持っているため、ジメジメした空気が大量に屋内に入り込むことはありません。
つまり、断熱性・機密性の低い家に比べて、高性能住宅は24時間365日、湿度コントロールができている状態なのです。
だから、お風呂の換気扇だけを24時間常に回し続ける必要もナシ。
入浴後の一定時間だけ使用して、水滴が消えたらオフにして大丈夫です!
◆上手に除湿すれば、家は長持ちする!
除湿のコツを掴んで実践し続ければ、家の寿命も延ばせます。
なぜなら、木造住宅にとって、湿度とカビは大敵だから。躯体の木材が湿気とカビで弱れば、住宅全体の強度にも影響しかねません。
湿度コントロールがしっかりできている住宅は、それだけ建物の寿命を延ばすことができる、というわけ。
「第1種換気システムは、第3種に比べて高額だから」と相談をいただくことがありますが、性能が全く異なるため、機能を優先したいなら第1種換気システムが推奨されます。
第3種換気システムの給気は、壁に開けた穴から、湿度や温度の調整なく外気を取り込む方式。
これでは、湿気も入り放題です。
カビは、一度発生すると菌糸と呼ばれる根のようなものを張りながら広がっていく特徴を持ちますから、根絶したいならとにかく湿気をシャットアウトしなければなりません。
D-worksの家づくりは、第1種換気システムを基本として設計されています。
湿度の高い時期は、窓を開ける回数を減らして、まずは湿気の侵入を防ぎましょう。
それでもジメジメする時は、エアコンの除湿機能を適度に使えばOKです。
屋内の湿度を一定に保って、爽やかな梅雨を過ごしてくださいね♪