こんにちは!D-worksです。
家探しや土地探しの条件に、方角や日当たりも加えている人が多いのではないでしょうか。
希望の方角でなくても、採光を設計でデザインすることができるのです。
本日は施工事例から、美しい光の取り入れ方をご紹介しましょう♪
◆リビング片面からの採光で、室内に十分な明るさを
奥行きのある一体型LDKは、光の配置で印象が大きく変わります。
明るさだけを重視するなら、片側の壁の全面を全て窓にすることも可能ですが、こちらのお家ではリビング部分だけに掃き出し窓を設置しました。
ダイニングキッチンには、キッチン背後の壁にハイサイドライト(高窓)のみを採用。
奥に自然光を入れない空間を作ることで、夜間の照明が映え、家族揃ってゆっくりと夕食が楽しめる落ち着いた雰囲気を演出できます。
キッチン正面に窓を作ると明るさが確保できる反面、方角によっては「眩しくて家事がしづらい」状況になることも。
一般的には「リビングの窓は南向きが良い」と言われますが、一体型LDKの場合は壁面全体が南を向くことになるので、過ごしやすい空間を作るために採光量をコントロールする必要もあるのですね。
◆リビング部分に勾配屋根を用いて光に広がりを
光の表情に変化をつけるだけで、シンプルなインテリアに華やかさが生まれます。
色を使うと、ピンポイントで目立ってしまいますが、光の陰影ならインテリアの邪魔をすることもありません。
こちらの住まいは、リビング部分だけ勾配天井を採用しました。
壁もブラインドも使わずに、視覚的な要素で空間の仕切りを認識させる上手な手法です。
天井に生まれる段差と傾斜が、平面的な天井では表現できない影のニュアンスを楽しませてくれていますね。
照明の当たる角度にもインパクトが生まれ、単調な空間にならず、飽きのこないリビングが仕上がりました。
明かりを点けると、照明の位置や色、明度でリビングの雰囲気を変化させられるのがよく分かりますね。
開放感を味わいながらの団らんのひと時も、照明を落としてアーバンな雰囲気で過ごす夜のひと時もリビングで完結できる。なんとも贅沢な空間です。
◆明るさが欲しいポイントに窓をあしらう
昔と違って断熱性の高い窓が主流になり、寒さを気にせず、大きな窓を好きな場所に作れるようになりました。
暗くなりがちな階段の上下や玄関などに、しっかりとサイズ感のある窓を設置することで、日中は照明いらずの明るいスペースが生まれます。
クロークを設置した広い玄関から、水回りへ、2階に上がる階段へ、そしてリビングへとつながるポイントが明るいと、帰宅した時の気分も違います。
全体を淡いグレーのトーンで揃えたことで、光と影の調和が引き立てられました。
暖色系の照明がよく似合いますね。
光が強い日は反射の効果が生きて明るいニュアンスになり、夜にはダークなグレーへと落ち着くインテリアは、いつまでも古くならない美しさを感じさせます。
インテリア選びで迷う方にこそ、自然の光が映えるシンプルなデザインはおススメ。
ぜひ、マイホームの参考にしてみてくださいね。