ABOUT US ,LIFE no.213 住宅に「命を守る性能」が 求められる時代2024.03.11

こんにちは!D-worksです。

住宅の持つ役割が、時代とともに変容しつつあります。
昭和期の大量生産の時代は、早く安く建てられる家が主流でしたが、今は防災を含め、命を守る役割も併せ持つようになりました。

D-worksでも、耐震性を十分に備えた家づくりに力を入れています。

 

◆命を守る基準「耐震性」

日本は地震大国です。地域差はあるものの、大なり小なり地震を経験したことがある人は多いでしょう。

そのため、大きな地震を経験するたびに建築基準法が見直されてきました。
特に、1978年の宮城県沖地震による被害の大きさを受けて、1981年6月1日に改正された新耐震基準は、大きな転換期となりました。

当時の目標は「家が倒壊しない」ことでしたが、度重なる災害を受けて、少しずつ「命を守ること」を目指す指針づくりへと修正されていきました。

1981年以前の旧耐震基準では、震度6以上の揺れに対する基準が設けられていませんでしたが、1981年以降は「震度6強程度の地震で倒壊・崩壊しないこと」が追加されています。

国土交通省でも、基準が設けられていなかった時期に建てられた耐震性不十分の住宅に対して、「令和12年までにおおむね解消」することを目標に施策を進めている最中です。

とは言っても、住んでいる家を一時的にでも出て、耐震補強の工事をするのは大変なことでしょう。
だからこそ、建築する時点で可能な限り対策を講じておくことが、ベストな選択になるのです。

現在では、1995年の阪神・淡路大震災を受けて、「2000年基準」と呼ばれる改正案が適用されています。

D-worksでも、最高レベルである耐震等級3級の家づくりに力を入れ、ご家族皆さまの安全と安心の家づくりを徹底しています。

 

◆耐震等級3級で、もしもに備える

耐震等級とは、どれくらいの揺れの強さに耐えられるかを示す等級で、最高レベルが「3級」になります。

・耐震等級1級:
一番低い等級。震度5強を受けても損壊せず、震度6強〜7を受けても倒壊しない建物
・耐震等級2級:
耐震等級1で想定している揺れの1.25倍まで耐えられる建物
耐震等級3級:
 最も高いレベル。耐震等級1の1.5倍の地震力に耐えられる建物

耐震等級3級の住宅は、熊本地震でも1軒も倒壊しなかった実績があります。
2級以下で建てられた家は、新築であっても倒壊した家がありました。

また、コンクリート造の集合住宅で一部倒壊した建物は、溶接の不良など、工事の不備が指摘されています。

地震は予測がつかない災害です。
今まで大丈夫だったから、これからも問題ないだろうとは言い切れません。

少し怖いお話になりましたが、D-worksがどれだけ「命を守る家づくり」のことを考えているのか、頭の隅に入れていただけると嬉しいです。

家づくりはご予算もありますから、何もかもを取り入れるのは難しいかもしれませんが、ぜひ性能のことを重点に置いて、デザインも、安心も、同時に叶える家づくりをご検討ください。

 

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