こんにちは!D-worksです。
長期優良住宅という言葉を耳にすることが増えましたが、どんな住宅か、すぐにピンと来るでしょうか?
D-worksでは長期優良住宅よりも厳しい基準である「ZEH」の家づくりに力を入れていますので、あまり話題として取り上げたことがありませんでした。
本日は、ZEHとの違いも含めて、本日は長期優良住宅がどういう家かをご紹介しましょう。
◆「長期優良住宅」は、「長く住み続けられる家」という意味
長期優良住宅という言葉は、国が定めた基準をクリアした住宅にしか使ってはいけないと決められています。
簡単に説明すると、「長期にわたって、安心・安全に住める住宅」であることが認められた家のこと。
なぜこのような基準が設けられたのか、その理由は。昭和期に建てられた家の多くがスクラップ&ビルドの考え方に基づいていたことにあります。
素早く、安く建てられる家を量産したことで、健康を損なうような寒さ・暑さを伴う家や、劣化が著しくて短期で建て替えなければならないようなレベルの家が増え、経済や資材の調達、そして環境保全に大きな影響を及ぼしてきました。
さまざまな問題を解消するために、性能ごとに細かな基準が設けられ、修繕や建て替えを前提としない住宅の建築が求められているのです。
◆基準となる項目で、住環境全体を評価する
設けられた基準は、性能ごとに細かく分けられています。その中から主だった項目について見てみましょう。
・劣化対策:劣化対策等級3
…数世代にわたって、躯体が使用できること
・耐震性:耐震等級2以上
…極めて稀な地震発生の際、住宅が容易な改修で継続利用できるように、損傷レベルを小さくするための措置が図られていること
・省エネルギー性能:断熱等性能等級3、かつ一次エネルギー消費量等級6
…省エネ法によって規定されている省エネルギー性能に適合していること
・居住環境
…周辺の環境に調和するよう建てられていること
・維持保全計画
…将来を見越して、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること 等
その他、可変性やバリアフリー性、住戸面積、災害対策といった10の項目が定められ、戸建てとマンションそれぞれの特性も含めて、性能基準を満たすことが求められています。
◆確かな性能を持つ住宅を建てるには、確かな技術が必要
ここで注意したいのは、そもそも住宅建築には技術が必要で、すべての建築会社が同じ技術力を持っているわけではないという点です。
長期優良住宅を建築するには、基準を満たす家を設計する技術と、設計に忠実に建築し、仕上がりをチェックする技術と目が求められます。
良い家に住みたいと思ったら、確かな技術を持つ建築会社に依頼しましょう。
技術力の見分けかたとして、一番分かりやすいのは、それまでに建てた家の性能をチェックすること。
長期優良住宅や、ZEHの家をどれだけ手がけているかを見て、信頼できる建築会社を探しましょう♪
参考…国土交通省ホームページ「長期優良住宅のページ」