
お家づくりでよく耳にする「高断熱」という言葉。なんとなく、そう書かれている全ての住宅が冬暖かく、夏涼しく過ごせるような気がしますね。
ですが、実は、断熱性を上げるだけでは、一年中快適に過ごせる建物になるわけではありません。
エアコン1台で365日心地良く暮らせる家を建てるには、何が必要なのでしょうか?
◆断熱材を入れるだけでは足りないことがある
お家の断熱性を高くする目的は、夏の暑さや冬の寒さを屋内に侵入させないためです。
薄い壁やアルミサッシ、1枚ガラスの窓などを使って建てられた住宅は、暑さ寒さを防ぐ力がとても弱くて、冷暖房機器をたくさん使わないと過ごせません。
冷暖房機器をたくさん使うということは、二酸化炭素を大量に排出するということ。これでは、環境にダメージを与える建物になってしまいます。
環境問題と体の健康を守るため、外壁と内壁の間に断熱材を入れ、外気温に影響されにくい住宅を建てる方向へと家づくりが進化しつつあるのが、今の状況です。
ただ、どんなにしっかり断熱材を入れても、断熱材そのものが劣化しやすい種類であったり、お家全体の隙間が非常に多かったりすると、せっかくの断熱効果が失われてしまいます。
住宅を建てる際は、建築した当初の断熱性を長く保てる断熱材をきちんと選ぶこと。せっかくの断熱材がずれないように、しっかりと固定する施工を行うことが大切です。
熱伝導率が高いアルミサッシや1枚ガラスの窓も、熱を通しにくい樹脂サッシや2枚もしくは3枚のガラスを合わせた複合ガラスの窓に変えること。
玄関のドアも、断熱性能が高いものを選びましょう。
そして、断熱性が高いだけでは補えない「気密性」について、きちんと数値を計測して確かな建築を行う建築会社に施工を依頼することも、重要なポイントです。
◆家の暑さ寒さをもたらす原因「隙間」を減らす
断熱対策をしっかりすれば、それだけで快適なお家ができあがりそうなイメージが湧きますが、実はここからが大切。
どんなに壁や窓、玄関の材料にこだわっても、あちこちから隙間風がピューピューと吹き込んでくるようでは台無しです。
建築する途中で生じる厄介な隙間を、最小限まで減らすこと。これが「気密性」です。
気密性の高い家は、外の熱気や冷気が入ってこないように防ぎながら、室内の快適な温度を逃さずに長時間保つことができます。
D-worksでは、経年劣化に強い断熱材を内壁と外壁に施工する「W断熱」に、「C値=0.5以下」という高い気密性をプラスして、非常にエネルギー効率の高い家づくりを徹底してきました。
C値とは、簡単に説明すると、家全体に点在する隙間の広さを合計した指標で、1.0でおよそハガキ1枚分となります。
昭和期に建てられた多くの住宅で計測不能と言われており、今でも、気密性に対する配慮が低い住宅は、C値=10.0程度で建てられているといわれます。
高気密住宅と認められるには、C値=1.0以下であることが求められていて、ZEHビルダーであるD-worksは、0.5以下を目指した家づくりに力を入れています。
広々としたお部屋や高い吹き抜けを作っても寒くならず、のびのびと暮らせるお家を建てるためには、高断熱・高気密性能は必須なのですね♪
赤ちゃんから高齢のご家族まで、皆が快適な温度で暮らせるマイホームのご相談は、いつでもどうぞ。
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