LIFE no.207 【家づくりのヒント】住まいのコストを一生の視点で考える2024.02.09

こんにちは!D-worksです。

 

住宅にかかる費用が、「人生3大支出のひとつ」と言われていることをご存知ですか?

一生のうちに支払うコストを少しでも減らしたいとき、住宅にかける費用をどう考えれば良いのでしょうか。

 

 

◆住宅にかかる費用は生きている限り続くもの

 

人生3大支出の残り2つは、「教育」と「老後」です。

どちらも確かに大きな支出ですが、人生の中のある時期に集中するコストです。

 

教育は、基本的にはお子さまが学校を卒業するまでのものですし、老後は仕事をリタイアした後に必要となるものです。

 

3大支出のひとつとして語られる住宅のコストは、新築もしくは中古で住宅を購入する際の費用を指しています。

 

しかし、生きていれば必ず住む場所が必要になるわけですから、賃貸であっても家賃というコストが必ずかかってくるわけです。

 

実家から独立すれば多くの人が、賃貸物件を探し、自力で家賃を支払って生活します。

その際にかかる経費をトータルで考えてみると、購入するよりも高くなることの方が多かったりするものです。

 

「住宅にかかる支出」を考える際には、購入価格だけに目を向けず、賃貸で長く暮らすと仮定した際にかかる家賃や敷金・礼金、引越し費用などもざっと計算して比較してみるべきではないでしょうか。

 

 

◆家賃は一生の支払いだが、住宅ローンはいつか完済の日が来る

賃貸とお家購入にかかるコストを比較するときは、月々の支払額に加えて、「支払う期間」も大切なポイントです。

 

賃貸住宅は住んでいる限り家賃が発生しますから、一生支払い続ける必要があります。

しかし住宅ローンなら、いつかは「完済する日」が訪れる、いわば期間限定の支払いです。

 

住宅ローン完済後は固定資産税の支払いがありますが、月々の支払額がぐんと下がるので、老後の生活費を圧迫するほどのものではありません。

 

他にかかると考えられるのは経年劣化によるリフォームや修繕。しかしご自宅ですから、かける予算は自身の裁量で決めることができます。

 

これが賃貸の場合、「退去する際に室内を元の状態に戻してオーナーに返すこと」と法律で義務付けられており、傷つけたり壊したりしたものがあれば自費で修繕しなければなりません。

 

中には、きれいに住んでいたのに退去時にクリーニング代や修繕費を請求され、トラブルになるケースもあるようです。

 

マイホームを購入するメリットは、生涯にかかる住居費用の支出をコントロールしやすくなるだけでなく、オーナーへの気兼ねがなくなることも大きいかもしれませんね。

 

住宅にかかる支出の考え方は、人それぞれです。しかし仕事をリタイアした後のセカンドライフ、サードライフまで見通して考えているでしょうか?

ぜひ一度、老後の生活を想像しながら、安心できる暮らしをどうすれば整えていけるのか、考えてみていただければと思います。

 

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